オーディオブックと電子書籍と紙の本。結局何がいいの?

オーディオブックと電子書籍と紙の本。結局どれがいいの?

最近になってオーディオブックが段々と知れ渡るようになり、
オーディオブックにトライしてみようと思う人が多くなっているようです。

 

電子書籍が出たばかりの時もそうでしたが、新しいものが出てきた時は、以前のものと比較されるのが常です。

 

「電子書籍よりも紙の本がいいに決まっている」

 

当時はこのような議論が数多く見られましたが、最近ではあまり見なくなりましたね。

 

しかし、オーディオブックもその議論の波に飲み込まれてしまうかもしれません。

 

「オーディオブックで聴くよりも、文字を読んだほうが理解度が高いんじゃないの?」

 

そんな疑問を払拭するような記事が「パレオな男」に掲載されていましたので、ご紹介させていただきます。

パレオな男とは

 

パレオな男は鈴木祐さんという方が運営されている、主にダイエットやアンチエイジンについて書かれているブログなのですが、単なるダイエットブログではありません。

 

鈴木祐さんは年間5000本以上の国内外の研究論文を読み込んでいます。

 

そして、ブログの記事は全てそれらの研究論文で証明されたデータを元にして書かれています。

 

アプローチとしては、「残酷過ぎる成功法則」に近いですね。

 

いわゆる自己啓発本やハウツー本というのは、自身の経験や過去の人物の行動から、
「こうした方がいい」「こうすると成功する」といった主張が多いのがほとんどなのですが、それらの方法が果たして万人に当てはまるかというと決してそうではありません。

 

ではどうすればいいのか?

 

エビデンスを元にすることで、内容に説得力が増します。

 

「○○というエビデンスがあるから、こうした方がいい」
「○○という研究結果があるから、こうすれば成功する可能性が高い」

 

全ての人がエビデンス通りにいくとは限りませんが、このアプローチの方がその通りになる確率が高くなるのは自明ですよね。

電子書籍とオーディオブックでは理解度は変わらない

 

さて、そんなパレオな男でオーディオブックに関する研究結果が取り上げられていましたのでご紹介致します。

参考 オーディオブックでも内容の理解度は変わらないの?問題パレオな男

 

内容を整理しますと、

  1. オーディオブックを聴く
  2. Kindleで読む
  3. Kindleの読み上げ機能を使って内容を聴きながら読む

以上の3つのパターンで理解度を比較したところ、3つのパターンで理解度は変わらなかったそうです。

 

つまり、電子書籍で読んだほうがいいのか、オーディオブックで聴いた方がいいのか、深く悩む必要はないということなります。

 

そもそもオーディオブックと電子書籍では、求められる機能が全く違います。

 

電子書籍は閲覧性(グラフや図解が見やすい)検索性(キーワードを入れれば内容にすぐたどり着ける)が優れています。

 

一方で、オーディオブックの最大のメリットは、スキマ時間の活用です。

 

両手が使えないスキマ時間を有効活用して本を聴くことができる。

 

私は、電子書籍の閲覧性や検索性に対して、時々必要になるけれどそこまでメリットを感じておらず、
それよりもオーディオブックのスキマ時間の有効活用できることに、閲覧性や検索性を捨ててでもそれを補って有り余る魅力を感じています。

 

つまり、もしオーディオブックがあるのであれば、電子書籍でなく、オーディオブックを迷わず選択しますし、
オーディオブックがなければ電子書籍を買えばいい、というスタンスを通していきます。

そうは言っても紙の本はやっぱり最強

 

電子書籍とオーディオブックでは理解度に大きな差はない。

では、紙の本と比べたらどうなの?

 

上の記事では、そんな疑問にも答えられています。

 

結論は、

「電子書籍よりも紙の本の方が理解度は深まる」

 

とのことです。

 

詳しい理由については上記の記事を参考にして頂ければと思いますが、
この結果を、それぞれの読書スタイルによる理解度についてまとめると以下のようになります。

 

MEMO
紙の本>電子書籍=オーディオブック

 

オーディオブックファンとしては少し残念な結果ではありますが、
そもそも私は、本当に内容を深く理解したい場合には、オーディオブックと一緒に書籍も買うようにしています。

 

特に何度も読まないと中々内容が理解できなかいような難解な古典や何度も読んで理解したいと思うような教養書については、
書籍とオーディオブックの両方を買うようにしています。

 

こうすることで、スキマ時間にオーディオブックを聴いて内容に触れながら、内容を再確認し理解を深めるために紙の本で読むといったことができます。

 

これが現時点で私が辿り着いた読書スタンスです。

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

前項で紙の本を大きく押しましたが、今回、ご紹介したパレオな男の記事では以下のようにも付け加えれています。

でも、別に電子書籍がそこまで劣ってるわけでもないし(効果量-0.21ぐらいなんで)、紙の本を持ち歩くのがめんどうなときは普通に電子でいいでしょ

 

結局の所、紙の本と電子書籍の大きな違いは、携帯性だと思います。

 

私の場合、1日の生活の中で何冊も読みたいということはほとんどなく、大体、お気に入りの本をその日はずっと読むことになりますので、よほど分厚い本でない限り携帯性もあまり気にしません。

 

逆に、旅行へ行く時など、ゆっくり何冊も読みたい時などは、何冊も本をスーツケースに入れて持ち運びたくはないので、Kindleで電子書籍を読む方がいいですね。

 

結局、紙の本であろうが、電子書籍であろうが、オーディオブックであろうが、理解度で必要以上に悩む必要はなく、みなさんのライフスタイルに合わせて選べばいいということですね。

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